高野秀行「怪獣記」984冊目

一日一高野秀行

けっこう何冊も読んでるけど本来の本業?といえそうなUMAものは初めて。これ、他の本と比べるとあんまり私には刺さらなかったな・・・。なんでかというと、UMAにあまり興味がないから。私から見ると、UFOもUMAも存在するかしないかわからないもので、いることがわかったら見てみたいけど、確証のない状態の情報は全部スルーしても平気。いつものように大冒険に出かける人々は愉快で読んでて楽しいけど、まぁ読む前から結末はわかってるので、読み通すのに少しエネルギー不足を感じたりもしました。

納豆や言語はテーマとしてすっごく興味あるし、ただの生活(ワセダの三畳下宿)もいい。と考えてくると、この人の本がベストセラーになるには、テーマを一般的なものにすればよかった、その点だけだったんじゃないかという気がしてきます。時間かかったなぁ。