2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
面白かった。恩田陸のゴシック系のほうの作品。全寮制の学園が舞台で、ヨーロッパ系の美形の少年が何人も出てくるので、萩尾望都作品を小説で読んでるような錯覚にいっしゅん、陥ったりする。スパイや刺客や大富豪の御曹司が登場するし。 ミステリーに殺人事…
この人ほんとに面白い。去年読んで激賞した最初の本「ホームレス女子大生川を下る」に続いて、愉快だ、興味深い、考えさせられる、人生観にまで影響する、といった”面白い”ということばが意味しうるさまざまな感慨が全部この2冊目にも詰まっています。 しか…
<結末にふれています> 「あの本、読みました?」という番組があって、読書家の女子アナが何人か登場した際に、グレイヘアで上質な着物をたおやかに着こなした近藤サトが「ぜったいおススメの本を1冊だけ選んで」であげたのが、この本。よほど面白いのかな…
とても人気のあるシリーズと聞いて、読んでみました。「殺人事件が起こらなくても面白いミステリーは書ける」が証明された!と嬉しい気持ちになります。 登場人物がみんなすごく好感が持てます。魅力的だけどありえないほどのフィクション感がなく、常識が通…
すごく迫力のある作品でした!獣臭い山育ちの漁師、人間らしい情を知らず獣たちに恐れられる存在。「白鯨」みたいに最後まで猟師としての人生を全うするのかと思ったら、日本は日露戦争へ突き進む時代、懇意にしてくれていた獲物の買い手は没落し、自分も熊…
読み始めてすぐ、なんか記憶にあると思ったら、「100分de名著」の書籍化だった。番組テキストやテキストから派生したムックって、長く書店に置かれないし、そもそも学術的な内容が多いので、新書化するのはいいアイデアだなぁ。 「資本論」は読んだことない…