2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

松尾スズキ「同姓同名小説」472冊目

2002年の小説。16年前だ。みのもんた、川島なお美、田代まさし、小泉孝太郎といった実在の人々(と同姓同名の誰か)を主人公とした短編集ですが、今やお亡くなりになった人もいれば、話題に上らなくなった人もいて、こういう本を16年後に読むのってもし…

根本かおる「難民鎖国ニッポンのゆくえ」471冊目

前からだけど、最近コンビニやファーストフードのレジで日本人を見ることがめっきり少なくなりました。これほど外国の労働者がたくさんいるのに、この国はまだ単一民族国家のつもりなのかしら。海外でも国内でも旅行が好きで、世界じゅうどこに行っても美し…

恩田陸「蜜蜂と遠雷」469-470冊目

蜜蜂と遠雷 面白かったー!恩田陸の本はいつもだけど、感受性が鋭敏かつ強靭で、それを文章にする力が高いですよね。そして、音楽と音楽家に対する愛情に嘘がない。本当にすごい作家だなぁ。なんかバカみたいにベタ褒めだけど。 登場人物がそれぞれ痛みも喜…