2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ニューエクスプレス+ アイヌ語」953冊目

日本語教師の勉強を始めてから、ますます言語の面白さに興味が湧いてきました。とくに言語と言語の「キワ」ですね。日本語でいえば小笠原の英語と日本語が混じったクレオール言語とか、琉球語とか、このアイヌ語とか。今の琉球語やアイヌ語もたぶん、文法は…

ギャビン・ライアル「深夜プラス1」952冊目

内藤陳の「読まずに死ねるか!」を読んだら、冒険小説を愛するか彼が新宿ゴールデン街の自分の店の名前にまでした名作を読まずに死ねないと思って、読んでみました。 感想は、「かなり意外」。冒険小説って私のイメージは、車で移動するなら全速力のカーチェ…

黒川伊保子「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」951冊目

「言語沼」で紹介されていたのでこちらも読んでみます。タイトルが秀逸なんだけど、怪獣の話はなかなか出てきません。先行研究がなく、感覚を科学的に分析していく本だということはわかるけど、音の分析は科学的でも、その周辺の「赤ちゃんはおっぱいを食べ…

劉 慈欣「老神介護」950冊目

劉 慈欣の初期の中編集、第二弾。第一弾「流浪地球」は3月に読んで面白かったけど、こちらもずっしりと面白かったです。 大昔に地球を発展させた神々は年老いて愚かかつ脆弱になり、地球を終の棲家と考えてやってきた。でも一家に一人の謎の介護老人は受け入…

白石昌則「帰ってきた生協の白石さん」949冊目

帰ってきたんだ!ていうか今までどうしてたんだろう、あの素晴らしい生協の白石さん。最初の本のころは大学生協の職員で、その後「日本生活協同組合連合会」に転職したようだけど、親会社への転籍にちょっと近い?この辺のことはそれほど詳しく書かれてない…

都甲幸治「教養としてのアメリカ短編小説」948冊目

面白かった。 大学が英文学科だったので、アメリカの短編小説を「購読」の授業でたっぷり読まされたものでした。どれもけっこう暗くて、ちょっとホラーみたいな作品もあったな、人間って不思議だなと思ったりしながら、辞書を引き引きけっこう夢中になって読…

内藤陳「読まずに死ねるか!」947冊目

これ最高ですね。内藤陳は私の中では”性格俳優”だけど、デビューはコメディアンなんですね。みょうにニヒルでありながら笑われて喜ぶ感じがちょっと洒脱なおじさんでした。 彼が「プレイボーイ」誌に1980年代初頭に連載していたコラムに、彼が敬愛するAF(ア…

堀元見・水野太貴「言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼」946冊目

YouTubeの「ゆる言語学ラジオ」を何度も聞いてたので面白さを確信してたけど、やっぱり面白かった。YouTubeっぽく、”言いよどみ”や脱線も含めてテキストに落としたのがよかったですね。(YouTubeと違って各章ちゃんとオチらしいものがあるけど) いつも聞き…

阿津川辰巳「透明人間は密室に潜む」945冊目

面白かった。よくできた、丁寧にメンテされているテーマパークみたいに、楽しさや面白さがこれでもかと詰め込まれています。この人の作品にはこういうワクワク感がある。小さい頃に見ていた推理ドラマや怪奇小説のような、理屈では説明できないこの感じ。こ…

紀藤正樹「マインド・コントロール」944冊目

カルトと呼ばれる団体に非常に詳しい紀藤弁護士が、「マインドコントロールってなあに?」という一般の人の疑問にやさしく丁寧に答える良書です。 (つまり、マインド・コントロールの地獄とか抜け出す苦しみみたいなディープなホラーエンタメ的なコンテンツ…