2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

エヴァン・I・シュルツ「発明家たちの思考回路」139

教授からの借り物です。いつ借りたか思い出せない、、、 この本は「発明家」と呼ばれるビジョナリーをたくさんピックアップして、彼らの発明のひらめきがどうやって生まれたか、どうやってそれを育てていったか、ということを、分析というより逸話として収集…

諸田玲子「恋縫」138

ううむ、女は怖い! 4つの短編を収めたコレクションですが、どれにもファム・ファタール、妖婦ってやつが出てきます。 性根がよかろうと悪かろうと、騙す気があろうとなかろうと、男を惑わせて奈落の底に突き落とすという点では同じ。男も懲りずに次から次…

逢坂剛「カディスの赤い星」(上・下)137

大娯楽長編ミステリーでした。上・下で長いんだけど、あっという間に読み終えた。 日西テロリストによるスペインの総統暗殺計画とフラメンコギターを2つの軸に、恋愛あり親子の情あり秘密あり犯罪あり・・・盛り沢山です。映画化したら盛り上がりそう。 ハ…

中根千枝「タテ社会の人間関係」136

産業集積論ってのを今年の4月からすこし勉強してたのですが、 伝統的な産業のある地域に大学と大企業とその周辺企業を集めても、産業集積が起こって継続していくとは限らない。条件ではなく、なにか”マジック”みたいなものが必要だとしか思えなくて、そうで…

藤野仁三「特許と技術標準」135

改めてちょっと標準化のお勉強をすることにしました。で、これが参考書その1。 筆者は知財畑の法律家で、だからなのか、いままでの自分の経験とぴったり重なってうんうんと実感でき、面白かったです。内容はタイトル通り、公共性の強い標準化と独占排他権を…