改めてちょっと標準化のお勉強をすることにしました。で、これが参考書その1。
筆者は知財畑の法律家で、だからなのか、いままでの自分の経験とぴったり重なってうんうんと実感でき、面白かったです。内容はタイトル通り、公共性の強い標準化と独占排他権を付与される特許とのコンフリクトに絞ってあって、まとまりのある内容です。(2800円で146ページ、割高感はあるけど)
特に、特許と標準のせめぎあいによって標準が形骸化していくという懸念について語るときに、「だから難しい」と終わらずに、積極的に特許のJASRACみたいなのを作ろう!という提案をしているところが、なんかポジティブで楽しくなります。
さてもう一冊も読み始めよう。