本)趣味の世界

都築響一 編「Neverland Diner - 二度と行けないあの店で -」1041冊目

魅惑のタイトルですよね。おとぎ話の中のレストランだとしたら、ハリポタ施設の不思議な色のデザートとかありそうだし、大人向けだとしたら、村上春樹の小説の中に出てくる、あっちの世界の居心地のいいバーとかありそうだし。 でもこれはいろんな人たちが「…

杉岡幸徳「世界寄食大全」939冊目

タイトルを見てすぐに読みたい!と思ってしましました。私が好きそうな本だよなぁ・・・。 でも少し勇気が必要です。到底、口に入れることを想像できないものがたくさん出てきます。残酷に感じてしまうもの、きもちわるくて無理と思うもの、まずそうでありえ…

岩田徹「一万円選書」782冊目

ラッキーなことに、この「いわた書店」の「一万円選書」、当選して私自身のカルテを書いて、岩田店長に選んで送っていただいた本が、今手元にあります。なんとなく勿体なくて、ゆっくりゆっくり読んでいるので、まだ1冊しか読み終わってないけど、残りを読む…

中川ワニ「家でたのしむ手焙煎コーヒーの基本」736冊目

前に通販で「コーヒー焙煎入門」みたいなのをやったことがあるのと、生豆が焙煎したものより圧倒的に安いことから、半隠居後はひまなときにいつもコーヒー豆を焙煎しています。映画みながら、テレビみながら。焙煎のやり方は、もう体で覚えるしかない。豆は…

鈴木克明・有紀「不器用なカレー食堂」616冊目

東京都世田谷区で「砂の岬」というインド料理レストランをやっている夫婦の、これまでの道のりをそれぞれの言葉で著した本。友人にこのレストランに誘われたので、行く前に読んでみました。 この本を書いたのは今から5年前、レストランはまだ新しく、それ以…

広尾克子「カニという道楽」614冊目

著者はカニを食べに毎年産地へ旅行するほどのカニ好きだけど、私もカニ好きでは負ける気しません。一緒にカニツーリズム行ってくれる友達がいないので、たまに食べるカニをすみずみまで味わってるだけで…。でも、「おわりに」の最後に著者が「カニも喜んでい…

富田純明「50歳から個人で行くユネスコ世界遺産の旅」551冊目

さて、これから海外旅行関連の本が続きます。 この本では初心者~上級者の順に旅程(おもに著者自身の過去の旅行ルート)が紹介されていて、最初は個人旅行がまったく初めての人が世界遺産めぐりに挑戦するためにガッチガチに固めたルートがまるでパッケージ…

ウンベルト・エーコ「異世界の書 幻想領国地誌集成」533冊目

図書館のデータベースで見つけて借りてみたのですが、渡された本の大きさは23.8 x 16.8 x 3.6 cm、500ページ近くのオールカラーで重さ1.5キロという大著でした。価格はおよそ1万円。 あのウンベルト・エーコが、神話や伝説の世界に出てくる土地について広く…

窪山哲雄「伝説のホテルマンが教える 大人のためのホテルの使い方」529冊目

空港に早く着いたら、書店の店頭にこの本があったので買ってみました。けっこう、ワクワク、ドキドキしながら。 でも、わりとなんていうか、伝説のホテルマンって呼ばれて気持ちよさそうにしてる本だった。 シーツを毎日替えてもらうことって本当に必要?家…

色川大吉「わたしの世界辺境周遊記〜フーテン老人ふたたび〜」526冊目

図書館で見かけて思わず借りたんだけど、このフーテン老人さんの本業は近代史の教授だったんだそうだ。Wikipediaや著書のタイトルを見ても、長年社会運動に参加、というより旗を振ってど真ん中で活動してきたようです。まだ日本からのツアーなど一つも出てい…

嵐よういち「おそロシアに行ってきた」485冊目

職場の中の小さい書店の店頭で見て、こりゃ読まなきゃと思って・・・図書館で借りました。面白そうな場所があると、取るものもとりあえずすっ飛んで行って、いろんなものに驚いたり喜んだりガッカリしたり・・・という旅のしかたには共感できます。私はツア…

西田浩「ロックと共に年をとる」237

帯にはこうあります:ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン・・・(中略)etc.「伝説」たちに聞いた、音楽の話、人生の話。 タイトルからは、最近はやりの「大人でもロックを聴こうじゃないか運動」(どこで誰がそんなことやってるんだ)を促進する内…

桂歌丸「極上 歌丸ばなし」221

この本は渋いよ。新宿末広亭で入手したサイン入り本を人にいただいたものです。発行元は「うなぎ書房」(笑)。私は特別な落語ファンでもないし、ちゃんとした噺を聞いた経験は数えるほどしかないけど、歌丸さんは私の一番好きな落語家です。(その前は桂枝雀…

やまだないと「家族生活」 in 文芸別冊、他 159

このマンガ家はかなり昔から知ってるけど、エロマンガを描いてる男性だと思ってた。当時流行の、スタイリッシュな感じの絵と、突き抜けた感じのやばいストーリーが印象的だった。そういうイメージがあったので、ちょっとチュウチョしてたけど、この人の本を…

「オーダーメイド・イン・キョウト - 京都でおあつらえ」142

カスタムメイドというジャンルで、また一冊。これは一般消費者向けのオーダーメイドカタログ本です。 オーダーメイドとかカスタムメイドといってもいろいろあって、掲載されてるオーダーメイドシャツやギターは完全なオリジナルだけど、名前を入れてもらうだ…

岩淵明男「驚異のパーソナル・オーダーメイド ビジネス」141

カスタムメイドということに興味があって、関連する書籍をたくさん買って徐々に読んでます。およそアカデミックな本というのが見つからなくて、これも流行本みたいなもんなんだけど、一通り。 家に猫が来たんで最近じっくり本を読む時間を作るのが難しくて。…