2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

笹田久美子「鍼灸師・マッサージ師・柔道整復師になるには」1263冊目

いや、ならなくてもいいんですが。 私は腰や関節が悪くて長年ハリに通ってるのですが、自分でもちょっと勉強してみようかなと思って本をあさっています。この本を読んで、はり師・きゅう師・あんま師・柔道整復師の違いがわかったし、結局のところ3年間けっ…

江國香織「ぬるい眠り」1262冊目

困った。読むのがつらかったし、読み終わってひとつもさわやかな気持ちになれない。女性の主人公が複数というか不特定多数の男性と交際していて、それが普通だと思っていることを小説の中でやんわりと主張する小説が、かなり苦手。こういう小説は今はとても…

堀田秀吾「科学的に証明されたすごい習慣大百科」1261冊目

話題性のあるちょっとしたハウツー本かなと思ったけど、巻末にすごい量の参考文献リストがあって、思いのほか真面目。仕事、勉強、運動と睡眠、コミュニケーション、メンタル、生活と分類されていて、全部読み通すより、「最近xxがうまくいかない…というと…

千早茜「赤い月の香り」1260冊目

これも面白かった。「透明な夜の香り」に続く第2作。 調香師、小川朔は依然としてミステリアス、新しい家政夫は朝倉満というワケありの青年。いちばんリアリティがないのは小川朔という設定で、それ以外はわりあい自然にいろんなことが起こり、いろんな香り…

アメリ・ノートン「Tokyo Fiancee」1259冊目

アメリ・ノートンの本をどんどん読み進めてた頃に買った英語の本です。原語はフランス語で、和訳はおろか英訳もない本がたくさんあるので、フランス語の辞書だけは買ってみたけど、歯が立たず。この本ですら、結局、読み終わるのに10年かそれ以上かかってし…

つげ義春「つげ義春全集4 李さん一家/海辺の叙景」1258冊目

全集の中で、先日見た「旅と日々」の原作となった2作のうちの1つ「海辺の叙景」が収録されている巻。といっても筑摩書房からの全9冊の全集の発刊は1993年。その後2020年に講談社から改めて全集が発売されて、こっちは全22巻もあるんだけど、マンガを最後に…

「地球の歩き方BOOKS すごい地球!」1257冊目

ぱったり旅行をしなくなったけど、この本を見てると懐かしさや憧れとともに「あそこにも行けばよかった」「あの乗り物にも乗っておけばよかった」などいろんな思いが湧いてきます。 ビクトリアの滝ではヘリコプターに乗ってドキドキしたけど、もっとチャレン…

田中裕也「ガウディ・コード」1256冊目

何かの番組に著者が出演しているのを見たんじゃないかな…。サグラダ・ファミリアの「イエスの塔」がとうとう完成し、前から大賑わいだったバルセロナはさらに大注目されています。ガウディの建築って、15年ほど前にバルセロナで見て回ってすっかりすっかり好…

千早茜「透明な夜の香り」1255冊目

面白かった。世界観をたんのうしました。楽に読めて、ちょっと耽美的で清潔な世界にいられて、こういう小説は好みです。いつも切ったりはったり憎んだりさげすんだりする小説ばっかり読みたいわけじゃありません! といっても、この感じが「合う」のは少女ま…

つげ義春「つげ義春全集5」1254冊目

収録作品は「紅い花」のほかはだいたい「xxの宿」か、違うタイトルでも旅と宿の話です。「西部田村事件」「二岐渓谷」「オンドル小屋」「ほんやら洞のべんさん」「もっきり屋の少女」「やなぎや主人」「長八の宿」「リアリズムの宿」「枯野の宿」「庶民御…

四方田犬彦/中条省平 編「1968 (3) 漫画」1253冊目

これはすごい本でした。読みたいマンガがいくつかあって、調べたらこの本に載っているらしい、ということで、「読みたい本リスト」に入れておいたのは覚えてるのですが、何が読みたかったかは思い出せません…でも、今年3月の訃報あるいは映画「旅の日々」で…

スティーヴン・キング「小説作法」1252冊目

「キャリー」や「スタンド・バイ・ミー」に始まり、その後何本となく原作映画を見てきて、先日初めて著作「フェアリーテール」を読んだこの巨匠スティーヴン・キングですが、その後最新作「サンキュー、チャック」を見たあと、いまさらですがこの人っていっ…

乙一「GOTH 夜の章・僕の章・番外編」1251冊目

ちょっとややこしいけど、サブタイトルが「リストカット事件」となっている単行本では「夜の章」と「僕の章」が収録されていて、「番外編」はこの間先に読んでしまった「森野は写真を撮りに行く」だそうです。でこれは、その全部を1冊にまとめたもの。これで…

ハン・ガン「涙の箱」1250冊目

ハン・ガンという人の世界は、果てしなく深くて透き通っているようで、読むといつも、世界でいちばん透明で深い湖のふちに立ってるような気持ちになります。特に「すべての、白いものたち」はすごい本だったんだけど、これもまたそういう一冊です。どうやっ…

アブドゥルラザク・グルナ「楽園」1249冊目

私は「楽園」というタイトルの小説に弱い。映像だと1つのイメージが固定してしまいそうだけど、小説の中の楽園は、書かれないからこそ、今も惹きつけてくれるんだと思います。ただ、このタイトルはだいたい皮肉であって、夢のような場所が描かれたうっとり…