これがあのディストピアの伝説の小説か〜。
すごく面白くて、そしてなんともいえない終末観。
小説の半分くらい、体制に取り込まれるための自己改造に割かれてるのが衝撃でした。読んでいて、書いてる人が反体制なのか体制派なのかわからなくなってくる。
世界観に隙がないからか、本にずぶずぶと入り込んでしまって、自分が主人公ウィンストンになったように追い詰められて、しまいにビッグ・ブラザーを崇拝しなければいけないような気持ちになってくる。
といっても、思い浮かべるウィンストンは「未来世紀ブラジル」のサムの姿をしてる。
ディストピア・・・本当に夢を打ち砕く未来だ。