2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大江健三郎「日常生活の冒険」386冊目

大江健三郎、はじめて読んだ。なんか恥ずかしい。何十年も前にノーベル文学賞をとってるのに、私はそこそこ本を読むほうなのに、今まで読まなかったとは。 でこの本ですが、読みやすいのになかなか読み進めず、延長に延長を重ねて5週間もかけて読んでしまい…

三島由紀夫「獣の戯れ」385冊目

シリアス純文学の小品。夫婦+若い青年の3角関係の物語ですが、純文学だと登場人物はもったいぶったインテリが無垢な若い誰かをもてあそぶ、こういう作品が多いんじゃないか・・・。ちょっと不思議な耽美にはしっているようで、あまり入り込めなかったです。

ガブリエル・ガルシア=マルケス「誘拐」384冊目

面白かった!手に汗握った!これ実話なんですよ。コロンビアの大規模コカイン密輸業者のドンが、ジャーナリストを多数誘拐して、自分が逮捕されても家族や自分の安全を保証させるための司法取引を政府にもちかけます。実際に誘拐された人たちや家族、関係者…

カレル・チャペック「絶対製造工場」383冊目

「ロボット(本のタイトルは「RUR」)」や「ダーシェンカ」、「山椒魚戦争」といった日本でも人気の作品を多数残したチェコの作家、カレル・チャペックの未読の小説をタイトル借りしました。 作家のフルネームを冠した吉祥寺の可愛い紅茶ショップやそのグッ…