逢坂剛「銀弾の森・禿鷹3」175

これシリーズものなんだ。ハゲタカと呼ばれる史上最強(最凶、とかいうとハードボイルドっぽい?)の悪徳警官が、欲望のままに暴力団や女を転がす物語。

転がして何が楽しいのかさっぱりわからないので、この小説の面白さも全然わかりませんでした。破壊して破壊して破壊する、というのが男子の本懐であるとすれば、砂場で建物を作っては壊す幼児期の衝動と同じものが中年になっても抑えきれないということなんでしょうか。

謎な一冊でした。なんというか、悪のための悪ってつまらない。

この本は「こだま」車内に置いていきます。すまん。

以上。