2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

山本雅基「山谷でホスピスやってます。」278冊目

10年ほど前に自力でゼロから山谷にホスピスを作って、その後ずっと運営してきている人が書いた本。 山田洋次監督、吉永小百合と笑福亭鶴瓶主演の「おとうと」という映画で、おとうとの終の棲家としたホスピスは、ここがモデルになってるそうです。 山谷とい…

総合ケアセンターサンビレッジ「「尊厳を支えるケア」をめざして」277冊目

2006年発行。 岐阜で30年以上老人介護施設を運営してきている会社による、さまざま事例とその考察をまとめたケースブック。寝たきりで体中に管をつながれた状態でひたすら延命するのが当たり前だった時代に、オーストラリアでの研修で、亡くなる直前まで残存…

米沢慧「『幸せに死ぬ』ということ」276冊目

“その手の本”2冊目。1998年発行。 この本の著者は医療や介護の従事者ではなく、ジャーナリストです。そのため、社会現象としてホスピスの出現とかターミナルケアをとらえて、分析しようとしているようです。 医療における自己決定ということが、宗教上の理由…

村上國男「ターミナルケア・ガイド」275冊目

発行は2003年。最近興味のあるターミナルケアに関する本を何冊か取り寄せたうちの1冊めです。 著者はホスピスでの仕事の長い、熟練の医師。苦痛緩和の技術にも長けていますが、精神的な不安感をのぞく心のケアにもずっと取り組んできています。 この本はもと…

宮永博史「幸運と不運には法則がある」274冊目

宮永先生の最新書籍です。 あまりに次々に出るので何冊目かわからなくなりましたが、今回も新ネタたっぷり、手抜きなく読む人にやさしい良い本です。 細かいエピソードは本を読んでいただければわかるので省きます。一貫して、イノベーションを起こさなけれ…

ジョン・キム「媚びない人生」273冊目

Twitterでこの著者をフォローしていたら、この本の宣伝が次から次へと流れてきて、まぁ読んでみるかなという気になりました。 この本は、慶應での著者のゼミで、卒業していく学生たちに向けて行った講義の内容をもとに書かれたものだそうです。“空気”に流さ…

村上春樹「1Q84」本の272冊目

Book1(2009年発売)からBook3(2010年発売)の3分冊。1冊500~600ページ×3の大作です。Book1の発売からもう3年もたつんですね。図書館で借りようと思ってちょくちょく予約状況を見てたのですが、先週初めて書架に置かれているのを見てすぐに借りました。…