しまった、また読む順番を間違えてた。
「百舌」シリーズはこれが2冊目だったらしい。すでに読んだ「よみがえる百舌」は4冊目!めちゃくちゃ飛ばしてしまった。どうりでヒロインの苗字も違うし夫は死んでるし・・・でもおかしいとは気づかなかったけど・・・。
まとめますと:
1冊目「百舌の叫ぶ夜」2007年9月読了(85)
2冊目「幻の翼」この本
3冊目「砕かれた鍵」これから読む
4冊目「よみがえる百舌」2008年9月読了(134)
この著者はシリーズものが何種類もあって、表紙裏のイントロダクションを読んだだけでは、それがどのシリーズかもわからないし、あるシリーズものだとわかってもその中で何番目かがわからない。今回も面白かったので、それだけが残念です。これは著者じゃなくて出版社の問題ですね。
もちょっと感想を書くと・・・
1冊目の終わった時点から書かれていて、続編というより下巻って感じです。ストーリーは面白いけど、私もそろそろこの人の書く犯人像に慣れてきて、誰が本星かはすぐにわかりました。でも犯人探しパズルじゃなくて、エンターテイメントですから、この人のミステリーは。密室ものとか、パズル系のミステリーとは楽しむところが違います。
短編集を2冊読んだ後ですが、長編はさらに力強いですね。ぐいぐいと読ませます。短編と長編両方ここまで書けるのはすごい。かつ、「くっだらな~い」とか「無理やりだなー」とか感じさせません。法律とか医学とか、緻密に細部まで調査してから書くらしいので、リアリティがあるからかもしれないですね。というわけで、続いて次を読みます。
現実逃避は続く・・・