恩田陸「夜の底は柔らかな幻」上・下478−479冊目

面白かったけど、ダークファンタジーを読みたかったわけじゃないので、微妙。
「イロ」が超能力の一種で、「途鎖」が土佐の同音異義国の異境だということはすぐわかったけど、「ソク」って何だったんだろう。何も説明しないで放置、ってのが恩田式なのかな。
主人公のスナイパー「美邦」は魅力があるんだけど、容貌がまったく想像できないのはなんでだろう。甘さの一切ない女性警官、というだけじゃなくて、一流のアスリートでもある。ってどんな人なんだろう。

恩田陸の描いた、異世界じゃなく現実に近い世界で起こるドラマをもっと読みたいなーと思います。探してみよう。