エリザベス・キューブラー・ロス「ダギーへの手紙」585冊目

子ども向けの大判の絵本だった。

死生観を末期がんの子どもに聞かせるという非常に難易度の高いミッションを果たそうとした偉大なる本。人の一生は春夏秋冬だ、やるべきことが全部終わったらさなぎを脱いだ蝶みたいに飛んで行って、先に飛んで行った人たちと一緒になる、といいます。

死後の世界のことだけは、まだ死んだことがないからわからない。だからこの本に書かれたことが「科学的に正しい」のかどうかをはかれる人は生きてる人間の中にはいないんだけど、運命を受け入れる助けになるだろうなと、温かい気持ちになれる絵本でした。