ジャナ・デリオン「生きるか死ぬかの町長選挙」796冊目

タイトルが気になって読んでみることにしました。原題は「Swamp Sniper」ですって。舞台はアメリカの沼地の小さな町なのでswamp、そこになぜかCIAのスパイがやってきたのでsniperか。日本の題名のほうが引きが強いし、最近の日本の”ちょっと目先を変えたエンタメ・ミステリ”っぽくてキャッチーです。娯楽にこういったキャッチは大切。ちなみにシリーズの3作目。順番間違えた!?と思うようなストーリーではないけど、主人公以外の二人の女性、アイダ・ベルとガーティが老人だということに気づくのに時間がかかった。あまりにも元気でエネルギッシュなので。。。表紙にちゃんと若い女性+老婦人2人の絵が描いてあって、もしかしてこの3人だよなぁ、やけに老けて描かれてるけど…と思ったりして。

1,2作目も読めば、主人公が沼地の老婦人たちと親友になった経緯もわかるかな。それに、主人公の本当のミッションはまだ明かされてないので、次回作も読みたくなります。その辺、読ませる仕組みがうまいですね!