設定が古いなぁと思ったら、1988年の作品でした。
決して古臭くはないけど、インターネットというものが出てこない代わりにパソ通が出てきたり、パソコンと「カプラ」持って公衆電話で接続したりするのが、マニアっぽくていい感じです。
岡嶋二人というのは、藤子不二夫であって、二人で一緒にミステリをたくさん書いたコンビです。今は片方が独立して井上夢人と名乗ってミステリを書き続けています。パワー・オフってのを前に読んだことがある。なんかサイバーな作品が多いです。
今回の本は、昭和40年代くらいに半導体技術者が自分の製品を会社が製品化してくれない・・・という話から始まります。MOSとバイポーラの違いがわかりやすく書いてありました(笑)
この手のミステリは、もともと私が読むジャンルなんだけど、誘拐のトリックが細かすぎて途中で面倒になった。歳をとるとだんだん人情ものとかが読みたくなるのかしら。最近こういう言動が多いです、私。
以上。