杉井光「世界でいちばん透きとおった物語」1023冊目

タイトルからは、いまどきの若い人が書いたエモいミステリーかなと思う。そういう趣もないではないけど、感覚的、感情的な文体ではないし、ストーリーは一貫してる。それより何より、読んでいる途中でソレに気づいたときの鳥肌が、この本の読書体験の最高の瞬間ですね。

ほんとに、ご苦労様でした・・・関係者のみなさま。私こういうの嫌いじゃないです。

影響を受けたというある作家の作品がどうしても気になって、ググって見つけました。そっちも読んでみます。

これ必要?と言われたら・・・そもそもミステリー自体、生きていくうえで必要なわけじゃないし、昨日「地下鉄謎2024」を友達と解いて満足したばかりの私から見れば、これこそが人生を輝かせる楽しいムダですね。今日も満足です。