樋口有介「彼女はたぶん魔法を使う」56

春休みの気軽な読書シリーズ。

女好きで二枚目気取りの私立探偵が、美人のクライアント、殺された妹の友達(これも美人)、別居している妻、これまた美人の愛人等々に振り回されつつ、徐々に真相に近づいて行く・・・

わたしの大好きな「土曜ワイド劇場」的小説です。あまりヒネリもないけど、娯楽のひとときを過ごさせてもらました。これでいいんです。

確かに、美女の性格や姿かたちが、それぞれよく描けてるんですよ。それぞれがなんだかすごくいい女なのです。探偵自身の見た目のことは一言も出てこないけど、「口がうまくてなんとなく女にもてるタイプっているよね~」、とか言われるタイプでしょう。

さて・・・どっこいしょ(←重い腰をあげる音)、そろそろ観念して来期の課題図書でも読み始めるか・・・。