村上春樹「めくらやなぎと眠る女 」379冊目

図書館でたまたま手に取って借りてみた。
読んだことのあるものが多かった。もしかしたら、全部既読かも。
でも、読み返す面白さもある。星真一のショート・ショートみたいに。
村上春樹の短編にはオチがないのが多いけど。長編もか)

アメリカで選ばれた短編を、英語版のタイトルを見ながら日本語で読むと、「そういえば『英語で読む村上春樹』って番組がありましたなぁ」などとつい思ってしまって、自分がアメリカ文化の中で生活してる英語ネイティブだったら、とうっすら想定しながら読んでる、っていう変な状況になる。
つまり、自分自身がどこかのビーチで退屈しながらペーパーバックを読んでるような気分。

この本を読んで人生が変わることは何もないけど、なぜかリゾートのような気分になれたわけでした。以上。