ケニルワージー・ウィスプ(J.K.ローリング)「クィディッチ今昔」861冊目

ちょっと調べものをした関連で、こんな本があることを知って、読んでみました。伝統的なスポーツの本として普通に面白かった。世界をひとつ、ふたつ、ゼロから創造してきたんだもんな、ローリングさんは。世界中の老若男女がすっと受け入れて共感して感動できる世界。規模が小さければ「妄想」と言われるものが、ここまで発展すると世界中を楽しませて、作者を大富豪にする。

たくさんあるチームのエンブレムや歴史をひとつひとつ紹介した章なんて、いかにもありそうなエピソードばかりで大好きです。ハリポタの世界の中では実に小さな、脇役的な部分だけど、神は細部に宿るんだよな・・・。

原作は、一番最初の「賢者の石」の原書の最初の数ページで挫折して以来(人の名前が難しかったの。ハーマイオニーとかダンブルドアとか)、一度も読もうとしたことがなかったけど、本って形にはロマンがある。いつかまた読んでみようかな。(日本語で)