東野圭吾「幻夜」146

連続3冊目だ~。

この「幻夜」は「白夜行」の続編的作品らしい。パラレルストーリーのようでもあります。

読み応えはあるけど、読中感がすごく悪いところはどれも同じ。今回の解説者、黒川博行も書いてるけど、ディテールがよく書けてて自然なので、「え~~」とか突っ込みを入れたくなったりせずに、ずぶずぶと深入りして読めます。きっとこの作家はとても好奇心旺盛で物知り、かつ凝り性ではないでしょうか。

毒花のような女のために命の限りつくして燃え尽きる男、というのがまた出てくるわけで、思うにこれって男性の夢でもあるんでしょうか。この世のものとも思えないような、美しく賢く冷徹な女性にもてあそばれてだめになりたい、みたいな。どうなんでしょう。歌舞伎や能の世界で、女たちがご主人やお家のためにアレ~と死んでいく、という快感にも似た、騎士願望のような。

さて、記録によるともう1冊あるはずなので、探してみよう・・・。