青森でカフェなどの飲食店を経営していたけれど、コロナ禍に突入した際にいち早く現状を把握し、比較的早い段階で会社を畳むことを決意した経営者の著書です。
Twitterでこの本のタイトルにもなっている”清算”に関するNoteのことが、書かれた日にすぐ回ってきて、内心大きな拍手を送ったことを覚えてます。それ以来ずっとこの著者のTwitterをフォローしています。
なんで「内心大きな拍手」かというと、昔から常々、実態としてもう終わっていることを引きのばすことは疲弊にしかつながらないなーと思っていたから。恋愛も結婚もそうだし(笑)、転職も経営も。かなりの大企業でも、粉飾決算とか不正のもみ消しとか、後になればなるほど窮地に陥ることを、なんで早く公けにしないのか、って思うことが多かったのです。一番大きいところでは戦争ですよね…。私ごときにどうにかできることではないけど、なんで大きな爆弾を落とされる前に降伏撤退できなかったのか…。だから「思い切って退却することのススメ」を前向きに書いたら売れるんじゃないかなーとずっと思ってました。この本も、著者がやっている「会社をたたむことについてのセミナー」も、日本にとってとても有意義なものなんじゃないかと思っています。
清算からもう1年以上経つし、ずっと著者のTwitterを読んでいるので、清算してすぐに書かれたこの本はちょっと昔の話って感じはありますね。コロナ禍が長引いているので、「その先」の本はまだ書けないのだと思いますが、期待し応援しています。(ホットケーキミックスも買ったしね)