地球の歩き方BOOKS「世界のすごい駅」897冊目

最近。このシリーズをぱらぱら読んでうっとりするのが日常になってるな。

旅行行くときは国内。これでは「兼高かおる世界の旅」を見ていた戦後世代じゃないか。まぁこれも楽しいからいいか。(環境に順応するタイプ)

さて恒例の「私はこの中の何カ所に行ったか」ですが、ヨーロッパではロンドン中央部のターミナル駅はほとんど行ったと思うな、なぜならそれは東京でいうところの東京駅、上野駅池袋駅新宿駅、品川駅、みたいなものだから。駅舎を外からじっくり眺めたことのない駅も多いけど、最寄りだったアールズ・コート駅の高い天井なんかは、これには載ってないけど好きだったな。

アムステルダム中央駅は乗り継ぎで使ったけど、暗いホームを移動したことしか記憶にない。ローマのテルミニ駅は出張のときご飯を買いに行ったと思う。ベネチアには駅があった記憶もない。ヘルシンキ中央駅は、徒歩3分のホテルに泊まったし電車にもひとりで乗ったのに、この記憶の薄さは何だ。シベリア鉄道に乗って終点のウラジオストク駅でだいぶ写真も撮ったのに、なんだかこの本に載ってるのと印象が違う。

アメリカではNYに滞在した時にグランドセントラルステーションに通って、オイスターバーでオイスター以外のものを食べた記憶がある。(南北合わせて1駅だけ)

オセアニアと中近東アフリカは一か所もなく、アジアは台北駅と観光バスで行った韓国のDMZ内の都羅山駅の2カ所だけ。

どの航空会社にするか、とか、空港のレストランはどうか、なんてことはいつも旅行のときに調べまくるのに、鉄道駅は通過点としか考えていなかったので、ホームとホームがどれくらい離れてるか、チケットはあらかじめ買えるか、みたいなことしか調べたことがなかった。ということを、改めて思い知らされました。

国内は東京駅はともかく金沢駅は記憶にないし(車でしか金沢入りしてないわ、そういえば)駅を目指して行ったのは門司港駅くらい。でも、流氷ツアーのとき観光バスで行った無人の「北浜駅」が載ってるのは嬉しい。深い雪のなか、駅のホームにある「停車場」っていう喫茶店の中が温かそうで、もう少し自由時間があったら絶対コーヒーくらい飲んだんだけどな、またいつか行きたいな、とずっと思ってる。地底へつづく土合駅と海に突き出した日立駅も行ってみたいな。

これもまた、とっても素敵な本でした。