Valiant Japanese Language School「Super Real Japanese」840冊目

日本語教師の端くれとしてひそやかにデビューした私にとって、とても興味深いテーマ。というより、なんかすごく面白そうだな、という読者根性で読んでみました。

実際のところ、とてもまじめな日本語学習書でした。ウケ狙いの突飛なものはありません、少なくとも英語訳のほうは。

なかなか面白い表現も載ってるんですよ、例えば「ほくほく」は「soft and fluffy」、「キンキン(に冷えた)」は「ice-cold」、「(ラーメンの)バリカタで。」は「Extra hard noodles, please」、「とりあえず、生で」は「I'll have a draft beer to start with」、「あざとい」は「calculating」(計算高い?)、などなど。

でも「とりあえず生」には本当は、載っている英訳のようにきちんとした表現にはない、考えるの面倒だから適当に注文している”どうでもいい感”がある。英訳はすべて、まともな英語話者なら誰でも理解できる正しさがある分、日本語のスラング感はあたりまえだけどない。つまりこれは、本当に日本で今使われている日本語をちゃんと理解したい学習者向けの、とてもまじめな本なのです。日本の大学生を描いた映画の英語字幕じゃないのです。物見遊山な気持ちで読んでしまってごめんなさい。

私が教えてる人たちにこういう言葉の意味を聞かれる日がきたら、もういちど手に取って見てみたいと思います。