厚切りジェイソン「ジェイソン流お金の増やし方」1076冊目

これもAudibleにあったので聴いてみました。比較的短時間で聴けます。

この本の存在はだいぶ前から知ってたけど、読んでみてわかったのは、本人も言ってるけど、彼の投資法は本当にむちゃくちゃシンプルで簡単で、誰でもできるやり方だった。かつ、ものすごくストイックで、お金は贅沢するために増やすのではなくて、将来の安定のためにつつましく生活し、よく勉強して運用する。正直、もう少し荒業が書いてあるのかなと思ったけど、とにかく堅実で、彼の考え方、やりかたはリスペクトに値すると思います。

まったく知識がなくても、投資信託なので大丈夫。やるべきことは、生活を見直して少しでも残す、証券会社に口座を作る、彼の勧める投資信託に毎月あるいはお金が貯まったときに投資する。解約せずに稼ぎ続ける、安心安定のために運用をやめない。

これだけ簡単なやり方を指南してくれれば、どんなに知識がない人でも始められるし、世界情勢によっては荒波にもまれることがあるだろうけど、長い目で見れば増えるだろうな。

この本は若くて将来に不安を抱えている人に向けて書かれている感じがあり、私のような老い先短くなりつつある者はいつまで増やし続ける必要があるのか、特に、遺すべき人がいない場合は。

手元のたいしたことのない資金をなるべく減らさないようにしつつも、若い頃のように稼げなくなってくると、解約を始める必要が出てくるわけです。こうなってくるともう、長生きはお金のかかるリスク要因で、自分があとどれくらい長生きしてしまうかを逆算して(ある程度のインフレ要素もかんがみつつ)最後ゼロになるように使っていくのか…。こうなってくると属人的な要因が多すぎて、誰も本とか書けないのかもしれないけど、なかなかいろいろと悩ましいのです…。