三澤一文「トヨタ式リーダー育成法」321冊目

もはや、自分がビジネススクールに通ってたことなど忘れそうになっていて、こういう本のタイトルを見ると、なにか遠いもののように思える…

 

でもいい本でした。こういうタイトルがアピールする人もしない人も、なんらかの組織に属していれば遭遇する、普遍的な問題を解決するヒントを、丁寧にわかりやすく解説した本です。

 

”過去の成功体験に縛られて、現状を直視できない”なんて、会社に限らずあらゆる人間集団に起こる問題で、解決が簡単ではないことも明らかです。この本では、外部コンサルタントが関わることで、日本ではとても大事な”誰も傷つけずに誤りに気づかせていく”という手法を試みます。

 

もしかしたら、問題に気付くのって意外と簡単なのかもしれない。人の気持ちを動かして、解決への筋道をつけることが難しいんですね。
この先、そういう問題が起こった時にもういちどこの本を開いてみよう、と思います。