ゴシック・ロリータ風味の可愛いイラストと、何百年も変わらない英国の建物が、ふしぎとよく合う。ロンドン在住の漫画家の、趣味のいい写真エッセイ本です。出版は2009年。15年も前だ!私がロンドンに最後に行った2011年よりも前。でも短期旅行者だったので、テート・モダンで草間彌生展は見られたけど、テート・ブリテンとの間にシャトル船があることは知らないままでした。
ロンドンとにかく好きで、1992年に最初かつ最長の滞在をしたあと、10年おきには行こうと思ってたけど、コロナもあって13年空いてしまった。で、2025年の年明けに数日間行ってみようと思って、街歩きの本を探してたわけです。
最初は典型的なガイドブックを見てみたんだけど、そうすると、各街に数個ずつある教会やレストランがずらずらと載っていて、どれもすすけた茶色であまり誘われなかった。でこの本、とても素敵な本なんだけど、やっぱり全体的に風景が茶色い。「わぁ、行きたい!」というものではないのだ、ロンドンってところは。
でもキューガーデンにはやっぱり行こう、真冬だけど。あとはナイツブリッジでハロッズとハーヴェイ・ニコルズを見たあと、キングズ・ロードかフルハムロードを古ハムブロードウェイまで歩こう。ブリッジウォーターのアウトレットはまだあるだろうか。ブルーエレファントもあるかな。そして昔半年住んだフラットを見て懐かしむ。カムデンはもういいかも。…そうすると、1泊2日で足りる。まじか!
とりあえず年越しをするのが決定したので、ロンドンのどこで何をすれば楽しいのか調べなければ。なんか、こういう情報って、ありそうだけどなかなか見つからないんだよな…。