これもAudibleで聴きました。せっかちなので、最大2倍速。
なるほどね。(読み終わったときの感覚)
最後の最後のトリックは、だまされたと感じる人もいるかもしれないけど、生まれてきてもまともに扱われない子どもが意外にたくさんいることは知っていたので、ありえない話ではないです。「砂の器」みたいに、昔なら戦争という混乱を利用した犯罪があったけど、今はもうそういうトリックはないだろう、と長年思ってましたが、この時代にも大地震という混乱がありうるんだなと、少し悲しく感じます。
「まな」になぜかけっこう感情移入して読んでしまって(私はネグレクトされたわけでも、夫を殺したわけでもないけど)、けっこう胃が痛い思いで読み(聴き)進みました。
タイトルにインパクトがあるし、ストーリーとしても破綻はなく、わりとよくできたミステリーだったんじゃないかと思います。