芦辺拓「七人の探偵のための事件」1073冊目

図書館で見つけて読みました。年の瀬のひとときに、リラックスして読めそうな一冊。…じっさい楽しんで読めました。リラックスというには忙しい小説なんだけど。なにしろ探偵が7人。小さな村に死体がたくさん。本格ミステリではあるけど、完全にドタバタコメディで、三谷幸喜が舞台化したらぜったい面白そうな感じです。映画にはなってないのかしら。すればいいのに。ちょっと令和っぽくないのかな?

楽しく読み終えたあとでググったら、七人の探偵の多く(全部だったりします?すみませんあまり知らなくて)がこの著者作品の常連探偵なんですね。それぞれ非常にキャラが立っていて、うるさいくらいです(笑)。

人が何人も死ぬのですが、それでも暗くも怖くもない。安心して読めるミステリーでした。