骨董通り法律事務所 編「エンタテインメント法実務」854冊目

買う前に図書館で借りてみたのですが、必携だとわかったのですぐに買います。

エンタメ関連の法律解釈・運用に関して、福井先生をはじめとする骨董通りの先生方の信頼度は高い。交渉力が比較的低い実演家の立場をつねに配慮しつつも、レコード会社や放送局の立場も理解し、誰が相談しても納得できるおとしどころを提示してくれる、愛ある事務所です。

この本は百科事典のように、たとえば映画、たとえばゲーム、といったジャンルごとに、基本的な法律の解説から最近の裁判例、タイムリーな話題などを取り込んでいて、読んでも面白いけど、常に手元に置いて判断に迷ったときに参照したい本です。

500ページ近くあるけど、それでも足りない・・・全然足りない・・・。実務をやってると、法律の重箱の隅をつつくような微妙な案件がどんどん出てくるし、法律はこうだけど現実に許可を取りに行きようがない案件も多い。

第2弾、第3弾、ともっと出してほしい・・・。