渡辺英伸「生活シーンでこんなに使える!Facebook41の提案」316

私はIT企業に16年もいたので、SNSもずいぶん前からあれこれ使ってきました。

ブログとかSNSなんてもはや、WordやPowerPoint並みに何の予備知識もなく、いきなり使いこなせるように作られてるはず…と、ずーっと適当に使ってます。

が、実はセキュリティの脅威は知らないうちに大きくなってるし、設定機能は複雑になってきていました。昔は仲良しの友達しか使わなかったSNSが、本名登録が当たり前になり、会社や学校の仲間や取引先、親類縁者まで友達リクエストを送ってきて、だんだん面倒になってきてました。Mixiまでは友達とコミュニティ作ってせまーく楽しんでたけど、Facebookではすっかり大人しくなってしまった私です。

改めてこういう本を見ると、設定がおっくうになってたんだな、と怠惰な自分に気づきます。Facebookにもちゃんとプライベートグループを気軽に作る機能があるし、いろんなアプリで分析なんかもできるようになっていたのね…。ネットだけでこういう情報を集めることも可能だけど、ページを折って使えるこういう本も便利です。

「もっと楽しい機能をたくさん使おう!」というより、「大切な人との緊急時の連絡手段」とか、「失敗しないためのプライバシー設定」といった、基本的かつ重要な部分に注目している点も良いと思うし、読みやすく簡潔な文章も好感が持てます。むしろ、表紙のラブリーな雰囲気より中身のほうが濃いです。ぱらぱらっと読み終わった後は、手元に置いてしばらくFacebookをあれこれいじってみようと思います。(設定が終わったら、ITが苦手な友達に回そう…)

以上。