ハヤカワポケットミステリ「51番目の密室(世界短篇傑作選)」1004冊目

余暇に読むのはやっぱりミステリーですよ。11月はじめの連休前に借りて、結局ズルズル1週間くらいかけて読みましたが。

もともと1973年発行の「世界ミステリ全集」18巻に収めた37篇の短編を、小分けにして出し直したもの。これは2010年の発売だけど、作品の書かれた年代は1960年代が中心で、エドガー・アラン・ポーの原作に後年加筆されたものもあります。気軽に読み始めると若干読みづらいです、スマホや携帯どころか、家電話も別棟にはない、移動は馬車だったりする。なので、謎解きしようと思っても脳内時代考証がついていけません。でもそれがまた、日常を離れた娯楽としての読書の”愉しみ”の気分をかもし出してくれます。

この本に収められたのは12篇。このシリーズ3冊出てる、ということは、37の短編すべて出し直したのかな。さっそく次は「天外消失」も読んでみます。